2023年12月27日 12:54

イトーキは、12月1日、顧客へカタログを届ける際に活用中のペーパーバッグを、ファイルボックスにも再利用できるサステナブル仕様の「ITOKI REUSABLE PAPER BAG」にリデザインした。
同社はビジョンステートメントに「人も活き活き、地球も生き生き」を掲げ、地球環境と人に配慮した製品・サービスおよび空間デザインを提供している。また、マテリアリティ(重要課題)においても「自然環境を守り、資源循環を促進する」の重点テーマを掲げ、製品の「Eco・プロダクト」化を推進しており、今回の取り組みはこの考え方の延長線上にある。
これまでの同社のペーパーバッグは環境配慮の点において、紙リサイクルは可能なものの、持ち手の素材がコットンであることから分別作業が必要だった。今回のリデザインによって、持ち手と本体が同一素材の一体型となり、受け取る側での負担を軽減しながらリデュース・リユース・リサイクルの3Rへの貢献がかなう仕様となった。また、ファイルボックスとして再利用を促す観点から、情緒的な工夫も施している。本体色には、森を想起させる深みのあるグリーンを採用。リモートワークやハイブリッドワークが定着している現在、居心地のよいオフィスや住宅を実現する木質素材を基調とした空間やグレーまたはシルバーを基調としたモダンな空間にも馴染みやすい色調だ。そのほか、マットシルバーの同社のコーポレートロゴを控えめな大きさで添えたことにより、ペーパーバッグを受け取る顧客の感性に訴えかけ、再利用を促している。