2023年11月02日 15:27

i-PRO(アイプロ)は、フルモデルチェンジする「Xシリーズ」のハイエンドAIネットワークカメラに、業界初となる設置現場で環境に応じたAI学習を可能とするAIアプリケーションを搭載。2024年2月より販売する。
従来のAIアプリケーションは、人物、車、二輪車など、あらかじめ学習させた対象物のみ検知が可能。事前に学習されていない別の検知対象、例えば、昨今被害が増加しているクマやイノシシ、工場での特殊車両などを追加するには、新たなアプリケーション開発が必要となる。また、あらかじめ学習させた対象物と類似した物体、例えば、人の背丈ほどある観葉植物を人と誤検知したり(誤報)、あらかじめ学習させた検知対象物が検知されなかったり(失報)、多種多様な現場環境では精度に課題が残されていた。
新開発のAI現場学習アプリケーションでは、利用者の現場に合わせて、検知対象の追加を行ったり、誤報や失報のフィードバックにより検知率の向上を行ったりする追加学習が可能。これにより、より信頼性の高い解析データによる確度の高い対策の立案や、誤報による無駄な現場巡回業務の削減などが可能になる。
このAI現場学習アプリケーションは、現行モデル比で約4倍のAI性能、CPU性能を実現した、新「Xシリーズ」で初めて搭載して市場に投入する。