2023年10月24日 15:10

東京地下鉄(東京メトロ)は、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」にて、丸ノ内線02系引退車両の座席シートを活用した同社初のアップサイクル商品を、10月27日から数量限定でオンライン販売を開始する。

丸ノ内線02系は、1988年の導入から約35年が経ち、2019年より順次、新型車両の2000系へ置き換えを実施している。一方、同社のサステナビリティ重要課題のひとつである「脱炭素・循環型社会の実現」を目指した取組みの一環として、車両が引退することに伴って発生する廃材の再利用についても検討するほか、「2023年度中に引退予定の02系の面影を別の形で残すことができないか」という考えから、「東京メトロアップサイクルプロジェクト」として、車両部品のアップサイクルの可能性を検討してきた。

このなかで着目したのが「座席シート生地」だ。古着ジーンズ生地を活用したアップサイクル事業を展開するヤマサワプレスと共創し、座席シート生地と古着ジーンズ生地を組み合わせたアップサイクル商品として企画・開発した。オリジナル商品は全6種類。同社制服に採用される袖章タグやボタンも取り入れ、「東京メトロロゴ入りポーチ」や「東京メトロボタン付き小ポーチ」、「東京メトロボタン付きキーホルダー」として商品化した。どれも、シート生地を洗浄後、ヤマサワプレスの加工技術で古着ジーンズ生地と丁寧に縫い合わせ、手作業でひとつずつ製作している。

販売期間は、10月27日12時〜12月17日(販売予定数に達し次第、終了)。

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