2023年10月13日 09:58

ハイボットは、BASF Antwerpen工場に、多関節ロボットアーム「Float Arm」の商用機第1号を納品した。
ハイボットは、インフラ施設の点検・メンテナンス業界に向けRaaS(Robot as a Service)ビジネスモデルを展開している。「Float Arm」は、障害物のある狭い空間でも動作可能なマルチリンク式のロングリーチマニピュレーターであり、安全上の問題から人の立ち入りが厳しく制限、あるいは禁止されている場所でも、高精細な設備の点検を行うことができる。持ち運びがしやすいよう軽く設計されており、これまで点検に必要だった足場建設が不要となり、検査における時間とコストを大幅に削減することが可能だ。「Float Arm」には、高解像度の検査カメラ、複数のナビゲーションカメラ、3Dセンサー、肉厚測定用の超音波プローブを搭載。また、装着できるデバイスを拡張することが継続的に行われている。
BASF Antwerpen工場は、インフラ設備の点検及びメンテナンス業務を改善する革新的な手法の試験と導入に積極的に取り組んでおり、「Float Arm」はそのポートフォリオの最新ロボットツールの1つになっている。BASF Antwerpen工場は、ハイボットが提供するロボットプラットフォームのアーリーエントリー企業のため、技術的なアップグレードやトレーニングのサポートを受けることになり、BASF Antwerpen工場のオペレーターの最初のチームは、すでにハイボットが行うトレーニングを完了し、作業認定を受けている。