2023年10月11日 12:47

日立ソリューションズは、「プロジェクト状況可視化システム」に機能を追加した最新版を、10月12日に提供開始する。

ソフトウェア開発プロジェクトにおいて、管理者は、計画書や仕様書、報告書など膨大な量のドキュメントや成果物を短期間に確認しなければならない。担当者ごとの表現の統一や過去の指摘が組織で共有されず、何度も同じ指摘を行うなど、品質向上に対する負荷低減が課題となっている。

「プロジェクト状況可視化システム」は、AI(人工知能)技術を活用したプロジェクト成果物診断により品質不良リスクを早期発見するもの。従来は、自然言語処理AIによってプロジェクト計画書や仕様書、設計書などのプロジェクト文書の不備を高精度に検出。ソースコードの解析結果と組み合わせ、プロジェクト全体の品質を診断してスコアリングするとともに、品質や不具合発生の傾向、残存テスト項目などを日々レポート生成していた。

最新版では上記に加え、企業や部門が独自に設定したルールに基づき、プロジェクト文書内の用語や文章の揺らぎ、不備を一括で検出。設定されたルールはプロジェクト間で共有し、再利用することが可能。さらに、これらの検出結果をAI診断結果とともに、機能や工程などカテゴリーごとにレポート生成する。

プロジェクト管理者や担当者はAI診断とルール診断双方の利点を生かすことで、個人の経験やノウハウに依存せず、問題を早期に可視化し、手戻りの防止や成果物の品質向上を実現する。価格は個別見積。詳しくはこちら