2023年10月06日 09:52

メディカルシステムネットワークは、医薬品在庫管理システムとして、「LINCLE(リンクル)」の提供を開始する。
患者の薬物療法の安全性、有効性の向上のため、かかりつけ薬剤師・薬局による服薬期間中のフォロー、在宅訪問などによる地域医療への貢献は、薬局が取組むべき大きなテーマだ。このため薬局では、薬剤の調製や在庫管理などの対物中心の業務から、患者や住民の人々との関わりの度合いの高い対人業務へのシフトを行っており、業務を効率化し、患者と向き合う時間の創出が急務となっている。
「LINCLE」は薬局の業務を効率化し、対人業務へのシフトを可能にする医薬品在庫管理システム。過去の処方量や来局頻度などの実績から医薬品の需要を予測し、自動で発注することができる。これまで時間を要していた、発注業務にかかる手間と時間を劇的に削減する。同システムは、「なの花薬局」を運営する同社がこれまでの薬局運営ノウハウを元に業務を効率化するために開発した。既に全国の薬局400店舗以上へ導入し、店舗での業務効率化に貢献している。利用に際しては、LINCLE CSサポートチームが、効果を実感してもらえるまでしっかりサポートする。このサポートにより、店舗の採用医薬品の8割~9割の発注を自動化しており、発注業務の効率化が確認されている。「LINCLE」を使用することで、在庫管理の適正化ができ、医薬品の欠品や廃棄を防ぐことができる。在庫管理の適正化は、医薬品卸会社への返品や急配依頼を削減し、業界全体の流通改善につながる。