2023年10月03日 15:54

オリィ研究所は、分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」を、大幅にバージョンアップした最新モデル「OriHime ver.2023」の販売を、10月3日より開始した。2017年の「OriHime」リリース以降、多く寄せられた事例やフィードバックを反映。遠隔操作のコミュニケーションをよりスムーズに行うため、多くのスペックを改良している。

まずカメラのスペックが8倍向上し、最大4Kの映像をリアルタイムで見る事が可能に。これまで読みにくかったホワイトボードや看板、資料などの文字をより鮮明に見る事ができる。また音質はデジタルマイクアレイを搭載により、2.5倍の音量出力が可能となり、周囲の環境音が大きい空間においても、より自然に会話をすることが出来る。

通信においては、通信速度が現行モデルと比較して最大限10倍を実現することで、映像のフレームレートも向上。ユーザーがPCやスマホで動作を入力してから動きに反映されるまでの時間が短くなり、よりなめらかなリアルタイム映像を見る事が可能になった。

通信環境・画質・音質が改善されることにより、よりスムーズなコミュニケーションが実現。福祉や小売、教育など人手不足な業界の新しい働き方の提案、地方の労働力不足の改善、様々な理由で通学が出来ない人の教育参加などへの活用が期待される。価格は、本体購入価格39万8000 円(税別)と月額利用料。製品の詳細はこちら