2023年09月28日 12:45

10ANTZは、9月28日、漫画の着彩作業を効率化するための、AIによる独自の「AIマンガ着彩機能」を開発した。

「AIマンガ着彩機能」は、同社が独自に開発したAI技術を用いて、漫画の線画に対して適切な色を自動的に選択し、着彩することができる革新的なソリューションだ。これにより、従来の手作業による着彩作業から大幅な労力削減が期待され、漫画家や出版社の業務効率化に大きく貢献する。

「AIマンガ着彩機能」の主な特徴は、「高精度な色選択」(独自のAIアルゴリズムにより、線画に対して適切な色を自動選択し、美麗な仕上がりを実現)、「タイムセービング」(従来の手作業に比べて大幅な時間短縮が可能であり、クリエイターの負担軽減につながる)、「縦読み漫画化機能」(横読みの漫画を縦読み形式に自動変換する機能も搭載し、昨今のニーズに合わせた最適な表示形式を提供)、「高精細度化機能」(線画や着彩の解像度を自動的に向上させ、高品質な出力を実現)、「カスタマイズ可能」(様々な画風やテイストに対応可能な変換モデルを搭載し、多様な漫画作品に適用できる)。

同技術は、今後さらに高度化させ、マンガだけでなくイラストやアニメーション業界にも展開していく予定。アーティストゲームアプリの企画・運営、エンターテインメントの同社は、クリエイティブ業界の効率化と進化を支える技術開発を通じて、新たな価値創造を目指していく。なお、印刷業界大手の大日本印刷の独自プラットフォーム「MOES」に、同技術の導入が決定している。

10ANTZ