2023年09月26日 15:39

AI insideは、7月、正社員および経営者・役員として働いている20~59歳の男女1161名を対象に、生成AIの活用実態・意向を把握するための調査を実施した。

調査によると、まず、生成AIの認知について、知っている・聞いたことがあるという「生成AI認知者」は、回答者の約半数にとどまる55.5%だった。また、生成AIのビジネス活用状況については、継続利用している「生成AI継続利用者」はわずか7.8%で、利用したことがない「生成AI未利用者」が大多数の84.4%を占めた。

「生成AI未利用者」が生成AIをビジネス活用しない理由としては、第1位が「回答結果の正確性に懸念がある」(28.7%)だった。第2位は「使い方のイメージがわかない」(21.6%)、第3位「法整備が不十分なことに懸念がある」(20.5%)、第4位「AIによるバイアスなど倫理的観点の懸念がある」(19.4%)、第5位「セキュリティに懸念がある」(19.0%)と続く。

一方、「生成AI認知者」が生成AIサービスを選定する際に重視するポイントとしては、第1位が「セキュリティの信頼性の高さ」(41.5%)。第2位は「回答精度の高さ」(30.6%)、第3位「導入費用の妥当性」(25.5%)、第4位「操作の簡単さ・わかりやすさ」(21.6%)、第5位「日本語に特化して学習されている」(20.7%)となった。