2023年09月12日 16:18

チトセロボティクスは、同社が提供する産業用ロボット制御ソフトウェア「クルーボ」に追加インストールして使えるソフトウェア「デプスセンサユニット」を発売した。

デプスセンサとカメラを組み合わせることで、産業用ロボットアームのビジュアルフィードバック制御の対応範囲を拡大。奥行き情報を活用した自動化アプリケーションを、カメラ・センサのキャリブレーションの負担なく実装することができる。想定用途は、産業用ロボットアームの先端でワークオブジェクトを精密になぞるトラッキング動作や、ばら積み状態からのピッキング作業、複雑形状の樹脂パーツバリ取りなど。

また、モデル化が困難な不定形ケーブルハーネスに対する、ビジュアルフィードバック制御によるトラッキングの動画を公開した。事前のティーチングなしで、リアルタイムビジュアルフィードバック制御によって変化し続ける環境とワークオブジェクトに追従。ロボットの動作スピードが高速で、ターゲットトラッキングすることができる。

デプスセンサユニットで認識した画像から、ロボットの手先位置と手先姿勢をケーブルのしなりやうねりにあわせてロボットへの制御入力を行う。ハンドアイとして搭載されたデプスセンサは、空間に浮き出たケーブルを深度情報(奥行き距離)によって背景と分離し、精緻な画像認識を実現していく。 視聴はこちら