2023年07月24日 15:11

1人乗り短距離に特化した超小型EVの量産販売を目指すKGモーターズは、このたび自社YouTubeチャンネルにて、成長戦略として「ミニマムなMaaS」のビジョンを公開。人口減少時代であるこれからの未来には「1人乗りであること」が交通課題の解決につながると予測し、車体の販売だけでなくMaaS事業も展開すると発表した。

ドライバー不足や乗客の減少により、コスト高騰や財源不足により維持が困難になってきている。解決方法として、自動運転が期待されるが、大型車による自動運転だと乗客の減少による乗車率の低下の問題は解決できず、コストが高くなり持続可能性が低い。また、迂回経路を設ける必要があり、ユーザーにとっての利便性も低い。

同社では解決方法として、1人乗り小型車による自動運転で、パーソナルで自由な移動を目指す。車両の維持費や償却コストも大型車と比較すると安く、エネルギー効率も高く電気代も安い。個々人が自分のいる地点から行きたい地点へ直接行けるパーソナルな移動を実現でき、ユーザーにとっての利便性も高い。

ミニマムモビリティは、1人乗りセンターポジションで走る楽しさを追求した小型の電気自動車。80年代のポラロイドカメラをモチーフにしたレトロでありながら、近未来を感じさせる前後対称のデザイン。2023年の東京オートサロンでコンセプトモデルを発表し、同時に募集した事前モニター登録で5800件の申し込みを獲得した。現在は2025年の量産販売に向けて準備しており、販売価格は100万円を切ることを目標に開発中。