2023年05月10日 19:39

パンテックは、電通をはじめとするdentsu Japan傘下の4社と共同で、使用しなくなったペットボトルから風呂敷「HYAKU-YOU(ヒャクヨウ)」を開発した。これは、使用しなくなったプラスチック製品のアップサイクルを推進することでさまざまな社会課題に対応する「で、おわらせないPROJECT」の第3弾。
「HYAKU-YOU」は、入れ替え期限を迎えた災害用備蓄水のペットボトルを繊維化し開発した風呂敷で、環境意識向上を図る目的でdentsu Japan各社従業員へ配布。dentsu Japan内でのプラスチックの資源循環を実現する。パンテックは、ペットボトルを粉砕、再生原料加工を行い、再生ポリエステル繊維化して風呂敷を製造する、アップサイクルのスキーム構築をプロデュース。500mlペットボトル1本から、風呂敷(70cm×70cm)を約6枚製作できる。
なお「HYAKU-YOU」のデザインには、福祉を起点に新たな文化をつくりだす福祉実験ユニットのヘラルボニーが契約する、3人の異彩作家が描いたアートを採用した。今回製造したペットボトル由来の生地は、今後、風呂敷やエコバッグなど、クライアント向けノベルティの素材として活用される予定。
「で、おわらせないPROJECT」は、これからもプラスチック製品のリサイクルによる環境負荷軽減への取り組みとともに、社会全体のDEIの意識啓発・理解促進に貢献する。