2023年05月09日 09:06

兵庫県は、県内企業の39歳以下の後継者・後継予定者を対象に、新規事業の事業化を目的とした約9か月間のアクセラレーションプログラム「HOJO」を7月よりスタート。それに伴い、5月8日から参加者の募集を開始し、6月7日には「起業プラザひょうご」で、プログラム内容の詳細や採択に関する選考基準、補助金等に関するガイダンスを開催する。
経営環境が大きく変化する時代が続く中、さまざまな業界で、従来のやり方が通用しなくなっていることから、若手後継者が、既存事業の経営資源を活用して、数年後の売上の柱となる新規事業を開発したり、新市場に参入したりする「ベンチャー型事業承継」を促進する必要がある。
そこで、意欲の高い県内の後継者・後継予定者を対象に、新事業のアイデアの創発から事業化までを集中的に伴走支援するアクセラレーションプログラムを実施することになった。本プログラムは、事業計画の進捗管理を担当するバディ、メンタリングを担当する先輩経営者、ファイナンス相談を担当するみなと銀行など、さまざまなスタイルで採択者の事業化をサポートするのが特徴だ。また事業化までに必要な資金を最大150万円まで兵庫県が補助する。
本プログラムは、地域の金融機関が行政と協同して、未来の地域経済を牽引する後継者の新規事業を弾力的に支援するという全国初の取り組みとなる。本プログラムは、みなと銀行が受託し、ベンチャー型事業承継が運営パートナーとして参画する。