2023年05月08日 12:48

鹿児島県大崎町は、北海道東川町と協働し、慶應義塾大学SFC研究所の助言のもと推進してきた、日本と世界の未来を育む「リサイクル留学生プロジェクト」の第一期留学生受け入れを行い、5月15日より研修を開始する。
いま、地球規模でゴミ問題が深刻化している。処理できないゴミの山が環境を汚染し、そこで暮らすたくさんの人々が苦しんでいる。このプロジェクトは、住民力や自治体職員の力を発揮し、焼却に頼らず徹底した分別による低コストのごみ処理方式「大崎システム」により、資源リサイクル率14年日本一を実現してきた鹿児島県大崎町と、写真文化首都として、潤いと活力のあるまちづくりに取り組み、「東川スタイル」を共創し続けてきた北海道東川町、「未来を先導する実学と人材育成」を行ってきたSFC研究所の連携でスタートした。それぞれが異なる分野でこれまで培ってきた知識・経験を提供し合い協働することで、日本の社会とつながりながら、世界各地で直面する資源リサイクル問題に挑戦するグローバル人材育成のために、2018年11月27日に三者で締結した協定に基づく取り組みだ。
同プロジェクトでは、世界から留学生を受け入れ、日本初で唯一の公立日本語学校を営む北海道東川町にて日本語教育を行い、その後、資源リサイクル率14年日本一を誇る鹿児島県大崎町において、資源リサイクルシステムの研修を行い、持続可能な社会の形成およびグローバルに活躍する人材を育成する。