両備グループのバスユニット（両備グループのバス事業運営会社の総称）は、今こそバス事業存続の正念場と捉え、2022年から両備グループバスユニットの総力を挙げて宇宙一面白い公共交通を目指すプロジェクトを推進している。これまで11の企画を発表してきたが、今回でいよいよ最終回となる。

最終回は、企画バス「レジャーバスポット」を発表。地域の公共交通を守り次代に繋げるため、子どもたちにバスを身近に感じてもらえるよう、子どもたちが楽しめる体験型アクションを盛り込んだ集大成にふさわしい特別車両ができた。公共交通事業の再起を懸けた挑戦に注目してもらいたい。

宇宙一面白い公共交通を目指すプロジェクトの最終回は、地域の公共交通を次代へつなぐ企画となる。バスに乗った子どもたちが降りたくなくなる、また一度体験したら何度でも乗りたくなるバスを開発した。座席に用意した子ども用運転席でいつでもバス運転手体験ができるほか、降車ボタン押し放題、整理券出し放題など、子どものころに誰もが一度は頭をよぎった「やりたい欲」を満たす企画を整備士の手作りで用意する。

次代を担う子どもたちにバスをもっと身近に感じてもらい、バスでの外出が楽しくなるよう、現在開催中の岡山県公共交通乗車キャンペーンにあわせて実施している「両備グループはじめての公共交通キャンペーン」との相乗効果で、バスの利用促進に努めていく。