NARUMIは、「テーブルウェアインターナショナル・アワード・オブ・エクセレンス2023」で、最優秀賞を受賞した。NARUMIがこの部門で最優秀賞に選ばれるのは2年連続となる。受賞したのはホテル・レストラン向けに開発されたボーンチャイナ製の食器「RYDGES（リッジス）」シリーズ。世界の5つ星ホテルで使用されている。

RYDGESは、山の尾根、波の波濤、大地の地層、など自然の中から生み出されるうねりとリズムを大胆かつ繊細なレリーフで表現した、立体的な陰影の美しさが印象的なシリーズ。NARUMIのシェイプデザイナーが「自然への敬意」をテーマに、数年にわたり取り組んできた中から生まれたデザインのひとつとなる。

堆積と造山運動で生まれる大地のうねりを、アンテロープキャニオンのように風雨に浸食されて現れる見事なストライプが表現。自然のダイナミズムを表現しつつも、ボーンチャイナ製の器ならではの上質さも持つ。プレートとボウルのサイズ展開も豊富で、それぞれに料理の魅力を最もよく引き出すリム幅と深さを計算してデザインされている。

今回のコンテストは、食器の国際的な業界誌「テーブルウェアインターナショナル」が主催するコンテスト。世界各国の著名なデザイナーやバイヤーが審査員を務め、15の部門別に審査される。6回目となる今年は、世界各国から200件以上の応募があった。昨年のnomadd（ノマド）シリーズの受賞に引き続き、NARUMIは日本のブランドとして唯一の最優秀賞受賞者となった。