2022年12月20日 15:35

MOLDINOは、高硬度鋼加工用ボールエンドミル「EPDBEH-TH3」に焼き嵌めホルダに最適な全長設計のショートシャンクタイプを、12月20日より発売する。また同商品から、工具外径の実測値のラベル表記を開始する。

同社は2017年1月に、エポックディープボールエボリューションハード-TH3「EPDBEH-TH3」を発売した。本商品は次世代コーティング「TH3」を採用した高硬度鋼加工向けの超硬ボールエンドミルとして、好評を博している。一方、焼き嵌めホルダで使用する際は、従来品のシャンク長では長すぎるため、切断が必要になるケースが多くあった。この切断はユーザーが実施するケースが大半であり、切断工数の削減に対する要望が以前から寄せられていた。そこで、焼き嵌めホルダに最適な全長設計のショートシャンクタイプを開発。

新商品は、新開発した次世代コーティング「TH3」を採用し、高硬度鋼の加工において優れた耐摩耗性を発揮する。高硬度鋼加工用に適正化したダブルフェイス形状を採用し、工具の摩滅を抑制。高精度加工を追求した工具設計により、ワークの削り残り量を低減する。またこのタイプから、工具外径の実測値をラベル表記。測定の手間なく実工具径をCAMに反映できるので、加工精度の向上に貢献する。価格は、追加発売のショートシャンクタイプが5020円~1万9710円(税別)。