2022年10月04日 09:55

檸檬会(れもんかい)は、9月より小規模保育園「れもんのこ保育園」等で、乳児期の発達を踏まえたアートプログラムを開発・導入する。

檸檬会は、レイモンド保育園など保育施設に加え、プリスクールや児童発達支援事業、放課後児童クラブを全国で79施設運営。檸檬会が運営する「れもんのこ保育園」は、0歳児から2歳児までの乳児を対象とした定員12~19名の小規模保育園だ。

今回開発したのは、五感を刺激して子どもたちの「やりたい!」を引き出し、豊かなアート活動や自己表現を通じて成長を促すアートプログラム。このプログラムでは、乳児期の発達を踏まえた素材や道具を前提としたアート活動を体系化するとともに、それを実現するための環境構成、保育者の関わりを示し、法人が運営するすべての乳児保育園で導入する。

乳児期は発達が著しく、個人差も大きい時期。大人の予想外の行動をとったり、集中力が持続しにくいという特徴もある。同プログラムでは、そのような乳児期の特徴を踏まえ、子どもがさまざまな素材にどのように出会い、関わりを深めていくかをデザインしている。また、子どものアート活動を支えるには、保育者の関わりが極めて重要。子どもが表現している最中の保育者の関わりは、子どもの表現活動に大きく影響を及ぼす。素材への知識や理解、環境の作り方も重要だ。同プログラムは、単なるプログラム開発だけではなく、このような保育者育成もセットにした内容としている。乳児に関わる全保育士が、アートエデュケーター研修(全9回)を受講し、乳児の豊かなアート活動を支えていく。

檸檬会