2022年10月04日 09:15

山梨県では、山梨県内にある約700の国又は県の指定・登録文化財を教育・観光資源として県内外へその価値や魅力を発信するため、公立大学法人山梨県立大学国際政策学部教授・安達義通(あだち・よしみち)ゼミ(以下「安達ゼミ」)の有志学生8名とコラボレーション。学生目線で独自取材した県内の文化財を学生が自らSNSを通じて発信する活動を始めた。

この活動は、10月3日から寄付受付を開始するクラウドファンディング型ふるさと納税「さとふるクラウドファンディング」を活用した文化財保存活用事業での気運醸成を高めることを目的としている。さらに、山梨県の文化財のファンを増やし、また県民のシビックプライドを育むことで、文化財保存活用事業への県内外からの支援の輪が広がることを目指している。

山梨県と安達ゼミでは、5月から本事業への企画を推進してきた。安達義通教授は、国際的な視点を持ちつつ山梨県の地域振興に役立つ研究・教育を心がける中で、県内文化財の価値を維持する「保存」と文化財の価値を社会に生かす「活用」の好循環を立ち上げようと、本事業への積極的な取り組みを行っている。

安達ゼミからは有志学生8名が本事業への参加を表明し、クラウドファンディング型ふるさと納税の開始時期に合わせた県内文化財のSNSによるPR戦略を学生自らが立案。取材・制作・編集・発信という一連の作業を学生自らが担っている。

さとふるクラウドファンディング」の目標寄付額は100万円(最終目標1000万円)。受付期間は、10月3日~2023年3月31日。