2022年09月29日 16:02

全国近代化遺産活用連絡協議会は、「近代化遺産 全国一斉公開2022」を10月1日~11月30日まで開催する。「近代化遺産」とは、幕末から第二次世界大戦期までの間に、西洋の最先端技術を取り入れた近代的な方法や資材を用いて建設され、日本の近代化に貢献した建造物などのこと。

そうした建造物の中には今も現役で利用され続けているものもあるが、多くは当初の役目を終えている。それらはまちづくりのための社会資産として地域の活性化に結びつけられ、新たな観光資源や文化芸術の支援施設といった新しい用途でも活用されている。

本イベントは、令和4年度日本博主催・共催型プロジェクト「日本の近代化遺産 -自然の力と美を引き出す技-」の一環として開催。2020年から3年連続の開催となる。今年度は、東京都千代田区丸の内(9月8日~11日)と、山口県下関市(10月21日~30日)の2都市で、拠点プロモーションイベント「近代化遺産フォーラム2022」を開催する。

また、10月~11月の期間は、広く一般の人々に近代化遺産を知ってもらうことを目的に、「近代化遺産 全国一斉公開2022」として、近代化遺産の所在する市町・関係機関などと協力。重要文化財や登録有形文化財を含む、全国148カ所の「近代化遺産」を一般公開する。併せて、通常は非公開の近代化遺産を巡るガイドツアーや特別見学会、近代化遺産を会場に行うプロジェクションマッピング、ライトアップなどの「参加型イベント」を全国12市町で実施。詳しくはこちら