2022年09月08日 09:56

YKK APは、高い断熱性で大開口を実現した住宅用樹脂窓「APW331」ハイブリッドスライディングを、10月3日から発売する。

住宅用の窓の中でも、開放的で眺望性に優れた大開口窓は近年人気が上昇しており、同社製品の大型サイズの出荷数も前年比2倍に伸長している。また、窓は熱の流入・流出が最も多い箇所となっているため、大開口窓には高い断熱性が求められる。一方で、W12尺(幅3510mm)×H24(高さ2430mm)のように大きなサイズの窓を完成品で供給しようとすると、施工現場へ運搬・搬入する際の大きさや重さが課題となり、取り扱いが困難だった。

これらを解決する商品として、樹脂とアルミの良さを融合した新構造の大開口窓「APW 331」ハイブリッドスライディングを開発した。「APW 331」ハイブリッドスライディングは、業界初となる、樹脂窓にアルミ樹脂複合枠を組み合わせた構造を採用することで、枠のノックダウン供給が可能となり、これまでの運搬・搬入の課題を解決。これにより、従来の同社樹脂窓の製作範囲を超えた、W12尺×H24の大開口による眺望性と、高い断熱性を両立したスライディング窓の発売を実現した。窓種は、引違いテラス戸、シャッター付引違いテラス戸の2アイテムを展開する。

メーカー希望小売価格は、「引違いテラス戸(幅1690㎜ × 高さ2030㎜)」12万700円、「引違いテラス戸(幅3510㎜ × 高さ2430㎜)」46万8800円(すべて税別)。発売地域は全国。発売日は10月3日。

YKK AP