2022年07月21日 19:50

湊かなえの新たな代表作、衝撃のミステリー長編「落日」は、WOWOWで待望の連続ドラマ化が決定した。
2008年のデビュー作「告白」がミリオンセラーとなり、その後も「贖罪」「Nのために」「リバース」など途切れなくヒット作を生み、映像化作品も多数で、エンターテインメント小説界をけん引する湊かなえ。作家生活10周年の節目の作品として書き下ろしたミステリー長編「落日」は、2019年の発売以降、「令和最高の衝撃、感動作」として話題を呼んでいたが、この度WOWOWで連続ドラマ化が決定した。
湊かなえの原作小説のWOWOWでのドラマ化は、連鎖する悲劇と登場人物たちの心の闇を描き国内外で喝采を浴びた「連続ドラマW贖罪」(2012年)、「母と娘」をテーマに毒を抱えた6人の主演女優たちが織り成す「連続ドラマW湊かなえポイズンドーター・ホーリーマザー」(2019年)に続き3作品目となる。
今回の原作「落日」の着想となったキーワードは「裁判」と「映画」。そして、二人の女性、実際に起きた「ある事件」の映画化を持ち掛けた新進気鋭の映画監督、相談を受けた新人脚本家が軸となって物語は展開する。15年前の事件の真相を追うことは、重い十字架を背負う主人公たちが抱える過去と向き合うことを意味していた。「落日」というタイトルに繋がる物語のラストには、湊かなえの新境地とも言える魂の叫びと希望の灯が待っている。
今回のWOWOWでのドラマ化で主人公となる映画監督・長谷部香をはじめ、登場人物たちを演じるキャストなど今後の発表にも注目だ。