2022年06月02日 16:03

NHKカルチャーでは、6月24日から、オンライン講座「ノーベル文学賞ってオモシロイ!作家と作品について語り合う」を、全3回で開講する。

賞としての知名度は非常に高い「ノーベル文学賞」だが、その作品は日本でそれほど読まれているとは言えない。作家や作品の名前は聞いたことがあるが、読んだことはないと言う人も。世界文学は作品の背景や技法など、ポイントを押さえないとハードルが高く、何が面白いのかわからないというイメージがあり、なかなか読む機会には恵まれていないかもしれない。しかし、小説好きならば読んで損しないおもしろい作家・小説ばかり。

本講座では主に7人のノーベル文学賞受賞作家を取り上げ、作品の背景、技法、鑑賞のポイント、さらなる読書案内を中心に解説する。講師は自己流で7カ国語をマスターしたという、お茶の水女子大学助教の橋本陽介先生。豊富な知識と的確な切り口から解説するスタイルで、初心者もより深く読書案内を楽しめる。ノーベル文学賞の「何が面白いのか」を解説しながら進めるので、一般教養を深める講座として誰でも楽しく参加できる。

第一回目の6月24日は「越境する作家」としてカズオ・イシグロ、グルナ、ナイポールを取り上げる。開催日は6月24日、7月22日、8月26日13時~14時30分(各回1週間のアーカイブ配信あり)。受講料金はNHK文化センター会員・一般1万890円。申込はこちら