2022年04月18日 12:27

アリベは、4月18日、「あたらしい洋食器の教科書 美術様式と世界史で楽しくわかる陶磁器の世界」を翔泳社から刊行、全国の書店で販売を開始した。
著者の西洋陶磁史研究家・加納亜美子さんと玄馬絵美子さんの2人は姉妹であり、洋食器コレクターの両親のもと、幼少より美しい洋食器に触れ、その良さを実感する環境に育った。著者のうち加納さんは、洋食器輸入会社に入社し、改めて洋食器について学ぶなかで、十分に知ることができないもどかしさを感じていた。本書を通して、洋食器の魅力がさらに多くの人に伝わり、作り手と売り手、そして買い手がさらなる「三方良し」となり、洋食器業界がより発展するきっかけとなれば、との思いで執筆をした。
本書では、これまで筆者2人が開催してきた、洋食器講座や文化教養を学ぶ読書会といった洋食器の初心者を対象とした講座をもとにして、専門用語をできるだけ噛み砕いて丁寧に解説してある。また、食器デザインが生まれてきた歴史を理解することで、当時の社会や政治などの時代背景を学ぶことができる。さらに、教科書として使いやすいよう、写真やイラストを豊富に使用し、文章の大事なところにはマーカーを引くなど誌面の見やすさにもこだわった。これまでの類書にはなかった、陶磁器の原料や製造方法、文様やデザインなどの基礎知識、詳細な洋食器ブランドの紹介、洋食器の使い方、文学や映画にまつわるコラムまで、幅広い知識を収めた。
価格は2970円(税込)。発売日は4月18日。販売場所は全国の書店、ネット書店など。