2022年03月25日 16:15

大型膜面構造物(テント構造物)や土木・物流資材などを手がける太陽工業は、経済産業省が進める「STEAMライブラリー Ver.2」に、独自の動画教材を制作。3月のリニューアルオープンにおいて公開された。

現在の日本では、社会の変化を捉え、次代を豊かに生きる力を育む教育への進化を目指した改革が急速に推進されている。小中学校への導入に続き、2022年度には高等学校でも新しい学習指導要領が導入され、「総合探究、理数探究、公共」など「主体的、対話的な探究型教科」も追加された。

経済産業省が展開する「STEAMライブラリー」は、子供たちが自身のワクワクを起点に主体的に学ぶことを支援するデジタルコンテンツ集。目的は、自らの力で次の社会を切り拓いていく資質、能力を育む教育の実現。同省が文科省と連携して推進している「未来の教室」の実証事業の一環として位置付けられている。

今回、太陽工業ではこの実証事業に賛同。「常識を覆す、膜の力」をテーマとした6つの動画エピソードによる新コンテンツを、同社ならびに凸版印刷、SPACEと共同制作した。学校教育に「膜」を題材とした教材が整備されるのは、今回が初。柔らかい、覆う、包む、軽い、光を通すという5つの特徴を活かし、膜が建築、医療、産業の幅広い分野で、人々の暮らしや地球環境の保全に役立てられている実態を学ぶことができる。さらには、子供たちが、「膜」を活用した社会課題解決のアイディアを考案することを通して、発想力を伸ばすことも期待している。