2022年01月31日 12:27

長野県中野市にある「明日はきのこを食べようプロジェクト協議会」が、食肉の代用としてエノキタケを提案。メンチカツを学校給食に配布する。
令和3年度農水省ローカルフードプロジェクトに採択された同協議会。県内学校給食栄養士のヒアリングを行い、みじん切りにしたエノキタケを食肉の代用として使用したハンバーグやメンチカツの商品開発を行った。きのこの需要拡大と地元生産者の安定した経営基盤の確立、更には持続可能な社会の実現のため、この度、長野県農政部の協力のもと、長野県北信地区の小中学校の児童を対象に1万5000食分を配布する。
新商品のメリットは、きのこ類が好きではない児童が多いので、細かく刻んで食肉の代用として使用する食べやすい調理法。また、鉄分、食物繊維の増加、糖質の減少、またはエノキタケ特有の成分が摂取できる。さらに食肉よりも安価なエノキタケを材料とする事で、価格低減を実現し、熱量、価格が下がる事で通常よりも大きなサイズが可能となり、児童が喜ぶ。
配布される小中学校には、合わせて「えのき食育ブック」の配布、また児童を対象に試食のアンケートを行い、商品の改良や実態調査を行う。「給食用えのき入りメンチカツ」は、イラスト入りの子供たちが楽しくなるような商品にし、今回は、えのきをプリントとしたメンチカツを予定。うま味が豊富で、食感が良く、粘り気のあるエノキタケは食肉の代替品として、今後も期待ができる。