2022年01月31日 09:00

光文社は、関西サッカーリーグ1部のおこしやす京都ACで戦術兼分析官を務める龍岡歩さんの著書『サッカー店長の戦術入門「ポジショナル」vs.「ストーミング」の未来』を2月17日に出版する。

龍岡さんは選手としてのサッカー経験を全くもっていないにもかかわらず、サッカーショップの店長を務めていた頃にブログへ投稿していた分析記事が評判となりJクラブに戦術分析官として採用された、きわめてユニークな経歴を持っている。2021年6月には関西一部リーグに所属するおこしやす京都ACの戦術官として、天皇杯でJ1のサンフレッチェ広島を5-1で破る「ジャイアントキリング」の立役者にもなった。

本書は、龍岡さんがこれまでの知見をもとに、サッカー界の最先端ではどのような戦いが繰り広げられているのか、2010年代の欧州を中心に考察をまとめたもの。なぜ近年のサッカー界では戦術・技術ともに飛躍的な進化が見られるのか。ペップ・グアルディオラという1人の人物が2008年に起こしたパラダイム・シフトから物語は始まり、ジョゼ・モウリーニョやユルゲン・クロップ、ユリアン・ナーゲルスマンなど10年代を彩った幾多の名将たちの戦術論へフォーカスする。そして最後には、「未来のサッカーはどのようなスポーツになっているのか」を大胆に予想している。戦術ブロガーという「外側」のフラットな目線と、分析官としてクラブに身を置く「内側」のリアリティを交えたマニアックながらも丁寧な解説により、サッカーという競技の奥深さが幅広く伝わる内容になっている。

定価は1034円(税込)。発売日は2月17日。

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