2022年01月26日 19:53

寺田倉庫と日本郵便は両社のコアビジネスを生かした防災支援サービスとして、防災向け宅配型トランクルーム「防災ゆうストレージ」を共同企画した。2月1日より本サービスの申込受付を開始する。

「防災ゆうストレージ」は、もしものときに避難所での生活で必要となる日用品を、あらかじめ「じぶん用支援物資」として預かる防災に特化した保管サービス。利用者は、避難先での生活が長期化した場合に自分や家族が普段の生活で必要な日用品を準備し、専用ボックスに梱包・発送。預かったボックスは、利用者の居住地域と異なる都道府県の硬質地盤な土地にある、耐震基準を満たした寺田倉庫管理の倉庫で保管。必要なときには「防災ゆうストレージ」のサイトから取り出し手続きを行ってもらうことで、日本郵便のゆうパックで避難先など希望の場所へ届ける。

専用ボックスはポリプロピレン製で、避難先でテーブルや椅子などとしても活用できる。また本サービスでは、思い出のアルバムや手紙など、災害時になくしたくないもの、大切なものなどを安全な場所で長期保管する「大切なものエスケープ」も提案している。

なお本サービスは、東京大学大学院情報学環 特任教授・片田敏孝さんに、専用ボックスに同梱される利用ガイドブック内の保管品チェックリストは、レスキューストックヤード代表理事・栗田暢之さんに監修してもらった。長期化する場合に備え、自分や家族の普段の生活で必需品となっているものを考えることが大切だと言われている。

防災ゆうストレージは2月1日11時よりサービス開始。

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