2022年01月21日 12:55

森庄銘木産業は、1月16日、「かりつなぎ」サービス開始に向けた狩猟体験イベントを、宇陀市と共同開催した。「かりつなぎ」サービスは、今まで狩猟になじみの薄かった人に、狩猟を体験してもらい狩猟を始めたい人と、獣害に悩む林業家・農家とを将来的につなぐことを目指すサービス。地域の狩猟関係人口を増やし、獣害を低減することを最終的な目標としている。
本イベントでは、獣害が確認された山林で罠設置箇所を選定するなどの実践的な狩猟体験を通して、参加者のスキル向上を目指した。当日は、事前に応募した13名と、宇陀市役所職員1名、宇陀市地域おこし協力隊2名と一緒に、事前に仕掛けた罠を確認。鹿の痕跡をたどるアニマルトラッキング、罠設置を行った。その後、宇陀市基幹集落センター「たかぎふるさと館」にて、鹿の解体や鹿肉を様々な料理方法で調理して食べる体験を提供した。
イベント後には、参加者が将来的に宇陀市で狩猟を始めるためのサポート内容や宇陀市の取り組みを紹介。また「かりつなぎ」が狩猟が可能な場所や道具を提供するサービスを、今後展開予定であることを紹介した。
イベント当日は事前に仕掛けた罠にて鹿が捕獲されていなかったが、翌々日には、参加者が設置箇所を選定した罠5カ所のうち2カ所で鹿を捕獲。今後は2月に予定する次回イベントの充実をはかり、また宇陀市と連携しながら地域の狩猟関係人口を増やしていく活動を続けていく。詳しくはこちら。