2022年01月06日 19:00

「100年先も持続可能な農業を実現する」をビジョンに掲げるAGRIST(アグリスト)は2021年10月28日に、農業法人「AGRIST FARM(アグリストファーム)」を設立した。アグリストファームでは、アグリストが設計開発したピーマン自動収穫ロボット「L」と、ロボットに最適化されたビニールハウスから、ピーマンの日々の生育状況の画像データやハウス内の環境データを取得。再現性・収益性の高い農業を体現する。
アグリストはテクノロジーで農業課題を解決するベンチャー企業。高齢化が進み農産物の収穫の担い手が不足している課題を、自動収穫ロボットで解決する。2017年から宮崎県新富町の農家らと勉強会を開催し、現場の農家らからロボットの必要性を聞いてきた。
ピーマン自動収穫ロボット「L」は、農家の声を一番近いところで聞き、「収穫ロボットが必要だ」という声を反映させて生まれた。アグリストファームを設立したのは、今後「L」を多くのピーマン農家に普及していくにあたり、「L」によるピーマンの収穫効率、収穫量、収益の向上効果を通年での営農を通して実証・公開することを目的としている。
2022年以降、全国でアグリストファームの農場を展開し、多くの人々に次世代農業を公開。宮崎県から全国に販路を拡大し、地方から世界の農業課題を解決するグローバルベンチャーへの成長に向けて事業を展開していく。