2021年12月06日 12:03

ASATECは、空間認識のAR技術で土地に家を出現させるサービス「build+(ビルドプラス)」ベータ版の展開を開始する。

「build+」は、土地販売・新築販売時の営業支援サービス。空間認識のAR技術で、現実の世界の土地に3DCGの家を表示させることができる。往来、マーカー画像を認識しマーカー画像の上にARで3DCGの家を表示して確認する技術や、スマートフォンの画面上コントローラーで3DCGの家を表示する技術はあった。しかしながらどの技術も5mほど歩くと位置がずれてしまい、操作が複雑なため営業時にスムーズに活用することはできなかった。

「build+」では、空間を認識し、土地の上に3DCGの家を簡単に表示させることに成功。空間を認識し、3DCGの家を表示するサービスは12月7日現在、不動産業界では日本初の取り組みとなる。また、土地の中を1周した場合でも3DCGの家の位置はずれることなく表示させることに成功。その結果、3DCGの家の位置が変更しない状態で建物の中から外の景色を見ることができた。同サービスは特許出願中で、今後、土地を販売している不動産会社や分譲地を販売している住宅メーカーにむけての提供を開始していく。

なお、「build+」は12月6日~8日に東京ビックサイトで開催される不動産テックEXPOにてASATECのブースで展示する。

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