2021年11月18日 09:42

「株式会社Sentry」が、日本初のeSportsにおける不正行為防止・Windowsセキュリティを専門とするアンチチート事業を展開するスタートアップとして設立された。
近年、コンピューターゲーム業界では「APEX Legends」等の多くの新規タイトルがリリース。その市場規模は2000億円を超え、eSports文化が生まれるほどにまで成長するなか、「チート」と呼ばれる不正行為の脅威が驚くほど大きくなっている。その脅威はベンダー企業に留まらず、多くのゲームプレイヤーの本来あるべき公正・公平なゲーム体験を大きく損なっている。そのようなチートの脅威に対抗する動きは「アンチチート」と呼ばれ、2021年現在ではグローバル視点で見ても、ドイツ・フィンランド・英国・米国・韓国・スウェーデンの7企業のみが取り組んでおり、これまで日本国内でのそのような事業者は2010年代のごく一部の代理店のみとなっていた。
同社は、そのようなチート対策を検討している企業へ導入タイトルをプレイするエンドユーザーのWindows上で動作する「Sentry Anti-Cheat」を提供する。同社製品の大きな特徴のひとつとしてWindowsカーネルモードドライバーを搭載し、OSカーネルレベルでシステム全体の整合性の確保及びバックドアやルートキット等の異常検出を実現、戦いの最前線で徹底的にチートの「防止」及び「検出」をサポートする。また、同社では不正行為被害に困っている企業へコンサルティング・チートソフトウェア解析サービスも提供している。