2021年10月08日 11:56

株式会社「ウフル」は、10月3日に和歌山県和歌山市で発生した送水用の橋崩落による断水被害の報道を受け、給水所と混雜状況を地図上で可視化するサービスの提供を開始した。
今回の和歌山市の紀の川にかかる六十谷水管橋が崩落した事故は、市北部の約6万世帯(約13万8千人)の生活を直撃。和歌山市では、小学校や公共施設に応急の給水所を開設して市のホームページ上で案内を掲載したり、断水に関する相談電話の設置をして復旧に取り組んでいるものの、情報が錯綜するなど未だ混乱状況が続いている。
このような事態を受け、ウフルでは、これまでスマートシティ・スーパーシティの活動の中で開発したデータ連携基盤の一部機能を活用。10月5日からの2日間で、現在設置されている給水所の混雑状況や給水車の到着予定時刻を表示するシステムを緊急開発し、住民への情報発信と庁内情報共有支援ツール提供の申し出を行った。10月7日より和歌山市役所を通じ、地域住民への情報提供を開始した。情報提供サイトはこちら。
ウフルは2018年10月に和歌山県との進出協定を締結し、和歌山県白浜町にスマートシティ/スーパーシティの実現を見据えたR&D拠点を開設。テクノロジーを活用した和歌山県内の地域課題を解決する活動に取り組んでいる。また、9月から会員募集が開始されている「和歌山市スマートシティ推進プラットフォーム」にもエントリーしており、引き続き和歌山市全体のスマート化の推進に貢献していく。