2021年06月18日 13:52

フェリーチェは、ニューノーマルの生活様式に対応した「居住者専用施設内本格レストラン」という形で、「AL CANALE(アル・カナーレ)」を東京都江東区のタワーマンション「プラウドタワー東雲キャナルコート」内に開業した。
2020年春から猛威を振い続ける新型コロナウイルスの影響で、飲食店はどこも大きな打撃を受けている。東京都中央区・銀座に3店舗のイタリアンレストランを経営していた同社は、このコロナ禍の中で2店舗を閉店し事業縮小した。
テレワークが進み出社することが当たり前でなくなり、さらには休日の外出もいまだ控えている人々が多く、外食をする、おいしい料理を楽しむという機会も極端に消失している。その状況下の中、600世帯約2000名が居住するタワーマンション「プラウドタワー東雲キャナルコート」の管理組合は、居住者の新しい生活様式に対応する飲食サービスを検討しており、新しい提供の場を模索している飲食店経営のフェリーチェと目指す方向性が一致し提携する運びとなった。
昨今の状況下で居住者が外出せずにマンション内共有スペースを利用する頻度も高まり、マンション内での飲食のニーズはさらに高まっている中で、本格イタリアンを提供する飲食店がマンション内進出し、ランチやディナーを提供することは、画期的で希少性の高いサービス展開だ。また、同社においても居住者専用店舗という新業態は、顧客獲得やリピーター獲得が必至の飲食店において、利用者が居住する場所へ本格出店するという全く新しい試みであり、今後の飲食店の新しい運営スタイルとしても先見性のある展開となる。