2021年05月21日 18:25

パナソニックでは、全国の551名を対象に、「梅雨の冷房と除湿の使い分けに関する実態調査」を実施した。まず、どのような方法で部屋の湿度を下げているかを調べたところ、6割以上(63.2%)がエアコンを使って湿気対策をしていた。そのほか、窓を開けて風通しを良くしたり(42.1%)、扇風機を活用している人もいた(28.9%)。
さらに、梅雨にエアコンの「冷房」と「除湿」を使い分けて湿気対策をしている人の中で、どちらの機能を使用するか悩んだ経験のある人は7割近くにのぼった(68.2%)。全く悩んだことがない人は6.4%に留まり、エアコンの使い分け方について、多くの人が悩んだ経験があることが分かる。
コロナ禍による外出自粛で、長時間自宅で過ごす時間が増えている。少しでも自宅環境を快適にしたいという要望から、家具や調理家電を買い替える人も多い。その一方で、室内の快適な空気環境の整備に課題を持つ人が多いことがうかがえた。
パナソニック エアーマイスターの福田風子さんによると、外気温が30度に近づくと、人は暑さを感じるようになり、家の中の室温も下がりにくくなる傾向にある。そのような場合には、部屋の湿度を優先的に取り除く「除湿」ではなく、「冷房」を使って部屋をしっかりと冷やすと快適に。「冷房」を使って温度と湿度がある程度下がったら、「除湿」を使うことで省エネになるという。また、「冷房」と「除湿」どちらを使うのか迷うような温度帯の時には「自動」モードを使うことがすすめられている。