2021年05月21日 12:13

each tone社は、5月20日、会員制バーチャル墓地サービス「viz PRiZMA(ヴィーズ プリズマ)」を開始した。

同社は、東京藝術大学DOORプロジェクトの修了生で立ち上げた藝術ベンチャー。「viz PRiZMA」は、「バーチャル墓地」「コミュニティ」「プラットフォーム」の三本柱。「バーチャル墓地」では、「虹彩」のデジタルデータをアルゴリズムによって解析・加工。会員はワークショップに参加し、アーティストと共に、身体全体を使って、自身の独自性・唯一性を象徴する藝術作品を創る。声や動き、作品の色合いや描いた線の特徴なども収集し、バーチャル墓地の創造に活用する。伝統的なお墓や弔いの概念を継承しながらも、藝術性を前面に。インターネットを介して、スマートフォンやPCから時間や場所を気にせずアクセスできる利便性、さらには経済性も兼ね備えたバーチャル墓地となっている。

「víz PRiZMA」では、限りある時間をより良く生きるための、会員向け「コミュニティ」も併設。生きる時間にフォーカスし、藝術領域を中心とした展示・セミナー・ワークショップなどを通じて、ひとりひとりが持てる力を最大限に発揮し、人生を謳歌するための気づきやきっかけ、出会いの提供を目的とする。会員の生きた証は、ブロックチェーンに守られ、遠い未来へ運ばれる。未来の子孫らは、大木の根元から、生い茂る木を見上げるような形で、自らに流れ込む生命のルーツと、そこに込められた想いを知ることができる。この「プラットフォーム」は、サービス開始時より実装される。

víz PRiZMA