2021年05月11日 12:31

コニカミノルタジャパンは、プリントメディア連動のデジタルマーケティングを提供するクラウドサービス「Printバル」を6月2日(予定)に発売する。
デジタルマーケティングのアプローチでは、EメールやLINEなどを使ってプッシュ通信を用いるが、その情報流通量の多さから開封率は期待に反してそれほど高く無いという実情がある。また、デジタルメディアだけでは顧客との関わり合いが薄いため、DM(ダイレクトメール)などリアルメディアと複合させたマーケティングが効果的であるという調査結果もある。そこで、同社は、デジタルマーケティングのアプローチに加えて、顧客ごとに異なるQRコードを付与したDMなど、リアルメディアでのアプローチが可能な「Printバル」を開発した。「Printバル」は、DMの効果測定やデジタルメディアでの過去の行動測定とともに、顧客管理や分析を可能にする。また、「Printバル」によって生成された顧客別QRコード入りDMなどのPDFは、そのままデジタル印刷システムで印刷することができる。
「Printバル」は同社が印刷会社に対して提供するサービスであり、印刷会社は「Printバル」を利用して、それぞれのクライアントに「デジタルメディア」と「プリントメディア」を組み合わせた販促施策を提案できるようになる。これにより、より多くの印刷会社が、デジタル印刷を駆使してクライアントに新たなビジネス提案ができるよう、デジタルマーケティングとプリントをシームレスに連携させて、デジタル印刷の価値を高めていく。