2021年04月21日 18:44

HYTEK設立準備室が参加するSTREET ART LINE PROJECT 実行委員会は、視覚障碍者や様々な出自を持つメンバーとともに、「STREET ART LINE PROJECT」をスタートする。
街が便利になっている一方、健常者が意識しづらいが故の課題も生まれている。「STREET ART LINE PROJECT」は、この課題を解決していくために、アートの力を取り入れた点字ブロック「STREET ART LINE」を開発。健常者への啓蒙性を持たせながら、視覚障碍者が街を楽しむための道をつくりだしていくことをミッションに掲げ、活動している。
今回はアート作品が印刷された特殊シートを利用し、既存の点字ブロックを加工することで「STREET ART LINE」を開発。アートと点字ブロックとしての機能性を両立させるべく、当事者である視覚障碍者も実行委員会メンバーに迎え入れた。点字ブロックを足で踏んだ際の防滑度や、アートで使用する色彩の輝度比の検証を行い、デザイン面・素材面共に基準をクリアしたものを利用、開発を行っている。
このたび4月28日から5月9日までの期間で、「STREET ART LINE」を2名のアーティストと共に、渋谷スクランブルスクエアの2F館外通路に敷設する。第一弾で描いたアートテーマは「太陽と八咫烏」。普段見えない存在であるヤタガラスをアートとして表現し、健常者がより意識しやすい点字ブロックを目指した。