2021年04月12日 16:34

日用品流通の情報基盤を運営するプラネットは、「Fromプラネット」第154号として、マスクに関する意識調査の結果を公開。マスクについて、去年7月に行った調査と比較しながら、人々の意識の変化を探った。

まず、「かぜやインフルエンザ、ウイルス、花粉症などの予防を目的にマスクをするか」という質問に「よくする」と回答した人は73.0%。去年の調査では64.0%だったので、10ポイント近く増加したことになる。「よくする」と回答した人の割合は高齢になるほど高くなり、女性のほうがすべての年代で男性以上に「よくする」と回答。70代以上の女性は、86.1%と、9割近い数字になっていた。

「マスクの悩み」について半数以上の人が挙げたのが「息苦しい」(60.1%)、「メガネがくもる」(53.0%)、「暑さ・蒸れ」(51.0%)の3つ。また、マスクのストックは「1人あたり101枚以上」が最多の23.8%。「31枚~50枚」が20.8%、「51枚~100枚」が19.7%と続き、上位3つの合計で約64%になった。さらに、外出時に予備のマスクを必ず携帯する人が7割にのぼることがわかった。

「新型コロナウイルス感染症が落ち着いたあとも外出時にマスクをしようと思うか」という質問に対しては、最も多かったのは「季節や状況によっては、自分の判断でマスクを身につけようと思う」の47.8%。また、「外出時は積極的にマスクを身につけようと思う」という人も24.5%と、この2項目だけで全体の約4分の3となり、相当な意識の変化が見て取れる。