2021年02月04日 18:08

ヴィガラクスは、建築用コンテナを活用し陰圧設備を内蔵した小型診療所「モバイルクリニックLITE」レンタルサービスを開始した。
「モバイルクリニック」「モバイルクリニックLITE」は、医療従事者の感染リスクを最小限まで減らすことを目的に設計された、移動型診療所。日本の建築基準法に合致した建築用コンテナ(10フィート)に、感染症拡大防止の陰圧設備(米国疾病対策予防センター基準を大幅にクリア)を内蔵。台風などの悪天候にも耐えうる頑強さとモビリティ、医療用レベルでの感染症対策設備を併せ持つ、今までにない製品だ。
レンタルサービスの期間は3カ月・6カ月・1年から選択が可能。レンタル期間終了後は延長か返却か購入することを選択できる仕組みとなっている(1年レンタル後は返却か購入のみ)。新型コロナウイルス感染症が猛威を奮う中、「早急に発熱外来を作らなければならない、発熱者の待機場所を作らなければならない」という問題を抱えているクリニック、介護施設の利用を想定している。また、今後開始予定の新型コロナワクチン接種会場としての利用も想定し、PCR検査室タイプにワクチン接種室を兼ね備えたタイプも用意している。
院内感染を防ぐため陰圧室を別棟で、しかも短期間で建てる必要がある総合病院・クリニック、公共イベントの開催場所や交通機関のハブなど、人が密集する場所での一時的な医療エリア、被災地や過疎地域での医療拠点になど、ユニットハウス・プレハブで検討している人におすすめだ。