2021年02月04日 17:23

三省堂は、4月に迎える創業140周年を記念する企画として、「日本映画作品大事典」を6月中旬に発売する。

「日本映画作品大事典」は、百年を超える歴史を持つ日本映画の「作品」を対象にした、B5判、3段組(索引4段組)、1000ページを超える大著。これまで十分な情報の集成がなされていなかった日本映画史に関する、「新たな基礎資料」となることを目指して編纂された。執筆陣は、映画研究者、映画評論家、国立映画アーカイブ研究員など約50名。収録した監督数は約1300、映画作品数は約1万9500。一般劇映画を中心に、記録映画、アニメーション、実験映画なども収録した。映画監督事典としても最大級の規模となっている。

映画に関する情報はかなり錯綜しているが、同事典の編集に当たっては、信頼のおける基礎資料となることを目指して、紙・デジタルを問わず、できる限りさまざまな資料を精査し、流布されている諸情報の校訂、確定に努めた。そして、長期にわたる執筆・編集作業の集大成として、三省堂の創業140年である2021年という節目に、満を持して上梓する運びとなった。発売に先立ち本書の内容見本を用意し、個人・団体を問わず購入を検討する人に謹呈する。

発売記念特別定価(12月末日まで)は4万1800円、定価は4万7300円(すべて税込)。発売予定日は6月中旬。

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