2021年01月28日 16:13

マンション売却の達人」では、新型コロナウイルスによって不動産業界にどのような影響が出ているかを調べるため、「マンションの売却を検討している人」と「不動産投資を検討している人」に対してアンケートを行った。

まず、新型コロナウイルスの影響により、売りたい気持ちに影響はあったという質問に対して、もっとも多かった回答は「売却したいという気持ちが強くなった」の54人だった。「今すぐ売却するために行動を始めた」の5人を足すと、計59人がより売却の意思を強くしているという結果になった。現在の売却相場価格についてどう思うかという質問に対しては、「新型コロナ以降で低くなった」が53人、「特に変化はない」が54人で、ほぼ同数。

2022年問題として、都心部のマンション価値は下落すると予想されているが知っているか質問すると、「知っている」と回答した人は86人だった。さらに、現在の利回りについてどう思うかという質問に対して、最も多かった回答は、「新型コロナ以降で低くなった」の62人。今後3年を目途に利回りはどうなると思うかという質問に対して、最も多かった回答は、「下がる」の56人、次点で「わからない」の44人。「上がる」と回答した人も36人おり、回答は分散する結果となった。

今回の調査結果から、現時点では不動産投資に対して消極的な考え方をしている人の割合が多いことがわかった。ただし今後の新型コロナウイルスの影響次第では状況が大きく変わってしまう可能性もあるため、常に最新の情報をチェックしておくことが重要だといえる。