2021年01月25日 17:29

宝島社は、同社が発行する「見るだけノート」シリーズが、2月の重版をもって累計100万部を突破する。

「見るだけノート」シリーズは、「大人の学び直し」をテーマに、2016年刊行の「ゼロからやりなおし!日本史見るだけノート」から始まり、心理学、経営戦略、マーケティングなど幅広いジャンルを網羅し、これまでに41タイトルを発売している。「学び直し」をテーマにした書籍はこれまでにも多数出版されているが、「学びたいけど時間がない」「読むことが苦手」といったニーズを捉え、「本文のない本」をコンセプトに同シリーズが誕生した。

同シリーズは、IKEAの組み立て説明書がまったくテキストなしで説明できていることに衝撃を受け、こういうものを勉強本でできたらいいなと思ったことがきっかけで企画された。当初は、学び直しをテーマに、経済学や会計学など科目のあるジャンルからスタートしたが、ターゲット層であるビジネスパーソンの「今、必要な新しい情報を学びたい」というニーズに応え、最近では5GビジネスやSDGs、デジタルマーケティングなど、ビジネスにおけるトレンドワードをテーマにしたものも発売し好評を得ている。また、2020年からのリモートワークや外出自粛の影響で家で過ごす時間が増え、自身を見つめ直し「学び」に時間を充てる人も多くなった。学び直しの入り口に、同シリーズを手に取る人が増えていることもヒットの要因と考えられる。

大学4年間の経営学見るだけノート