2021年01月18日 17:02

フルーは、CAD作業に特化したクラウドソーシングサービス「flew(フルー)」β版の本格運用を1月16日に開始した。

同社代表の矢野さんは鹿島建設にて11年間構造設計業務に従事していた。そこで感じた人材の空間的・時間的な偏在を解決し、誰でも自分のスキルを最大限活かしながらゆとりのある生活ができる世界を目指して活動している。

「flew」の最大の特徴は短期間・単発のCAD作業を対象とし、クライアントが要求する「スキル」と「時間」で自動的にマッチングを行う点にある。それにより人選や時間調整に関わる手間を無くし、必要な人材に、必要な時にすぐさま、必要なだけ依頼ができる。

クライアント(設計者)のメリットとしては、従来やむを得ず設計者が自ら行うことも多かったCADの軽作業を手軽に外部人材に依頼できるようになり、設計者はクリエイティブで高度な作業に集中できるようになる。また、小規模な設計事務所ではCADオペレーターを雇用する体力が無い場合もあるが、「flew」を活用すれば必要な時に必要なだけアシスタントに依頼ができる。

CADオペレーターの仕事は施主の判断や設計の進捗に大きく影響を受けるため、スケジュールが急に変更されたり、プロジェクトとプロジェクトの合間に空きが生じてしまうことは日常的にある。受注者(CADオペレーター)のメリットとして、このような時に短期・単発で仕事ができれば収入の増加が見込める。また、高いスキルを持ちながら育児休業などで仕事から離れている人も、自宅で空き時間に仕事を受注できるため、手軽に副収入を得ることができる。

flew