2020年12月25日 17:04

デザインコンサルティングのトリニティは、経済産業省・中小企業庁による「令和元年度補正予算 大企業人材等の地方での活躍推進事業補助金」対象事業として採択された。
高度デザインは、従来のデザイン業務を担っている人材の一部が、個人の努力や経験によって身につけた”暗黙知”のスキルに留まってしまっている、というのが日本の現状であり、翻って「高度デザイン人材」の育成は、企業の喫緊の課題となっている。同社では、「デザイン思考」「デザイン経営」を推進してきた知見や人的ネットワークを活用し、大手企業のインハウスデザイナー、デザイン組織所属者を対象とした「高度デザイン人材」育成プログラムを開発。その第一期が、2020年10月からスタートした。
「ブリッジスクール」のカリキュラムは、自己学習型プログラムをベースとなっており、ここでの学びを実際の地方企業に赴き、受講生自らがファシリテーターとなり実践する「フィールドワーク」もこれまでにない取り組みとして挑戦。
参加者からは「異なる会社のデザイナーと一緒に取り組むことで、自分のものの考え方や視点を再確認することができた」「相手の会社の社員の方々とどう関係性をつくっていくか、ということの重要性が理解できた」という感想を得ることができた。来年度以降は、デザイナーのみならず幅広い層に向けて「ブリッジ」を促すスクールをめざしていく予定。