2020年12月15日 18:01

「労動問題弁護士ナビ」を運営するアシロは、労動ナビのサイト訪問者に1375名を対象に行った匿名アンケート調査の結果を、インフォグラフィックにまとめた。
現在抱えている労動問題としては、第3位は未払い残業、第2位は名ばかり管理職、第1位は「前回の調査」に引き続き、ハラスメントに関する被害報告が圧倒的。例としては、男性上司からの精神的な攻撃(業務に関係の無い個人情報を執拗に質問したり話題にする。つきまとい。マイクロマネジメント。不当な業務指示)や、法で定められた有給休暇5日も個人だけ取らせて貰えない、部隊の長から個人及び部署の人に対してパワハラがありそれを上級部隊に通報しても全く取りあってくれず、無かったことにしようとしているなどが寄せられた。
「労動問題に遭った際に頼れる相談相手」の第1位は同僚。ついで、信頼できる上司への相談と続いたが、「特にいない」と回答した人も上司と同数が存在し、一人で悩んでいる人が多いことが浮き彫りに。一方で、管理部、労働局、弁護士など、権威性のある相談先を選ぶ人は100件未満と少なく、そもそも相談に行くハードルの高さが浮き出ている結果となった。
前回調査における、ハラスメント行為を辞めさせる取り組みでは、「労働局への通報」「弁護士への相談」「社外通報窓口の利用」が上位に上がっていたが、まず初動の相談相手としては身近な存在を頼ることが多いという結果となった。詳しくはこちら。