2020年12月09日 17:52

トラストパークは、キャンピングカーのドア解錠と車両のエンジン起動用「キーレスシステム」を開発し、特許出願した。

国内のキャンピングカー市場は右肩上がりで過去記録を毎年、更新している。また、近年は新型コロナウイルスによる影響で密を避けた移動・宿泊の手段としてキャンピングカーのレンタルが注目を受けている。キャンピングカーの使用用途もアウトドアを楽しむことだけではなく、ペットとの観光旅行やビジネス利用等多岐に渡り、キャンピングカーの仕様も今までの、キャンプ場でアウトドアを楽しむための車載設備を搭載した車両に留まらず、家庭用エアコンや電子レンジを搭載したホテルのような内装の車両も見受けられる。

今回、「キーレスシステム」開発に至った経緯としては、拡大するキャンピングカーのレンタル事業において、鍵の有人による貸し渡しを無人運用にすることによって、利用者に対するユーザビリティの向上と、レンタル業者の負担軽減、また、キャンピングカーの車内空間のみを提供することによる新たなサービスの実現を目的としている。

「キーレスシステム」の大きな特徴は、車両のドア解錠と車両のエンジン起動を、鍵を使用せずに予約時に発行された二次元バーコードを、車両に搭載した装置に読み取らせることによって、予約時に設定した時間の間のみ可能にすること。利用時間を超えて一定時間が経過するとドアは自動的に施錠され、エンジンも起動が不可となるので、レンタル事業者にとってはキャンピングカーという高価な車両の盗難防止にも効果を見込める。

トラストパーク