2020年12月08日 12:58

PinT(ピント)は、中国インターネット最大手の騰訊控股有限公司(テンセント)と業務提携をした。

東京電力グループのPinTでは、低圧で電気を使用するユーザー向けサービス「PinTでんき」や、都市ガスサービス「PinTガス」、インターネット接続サービス「TEPCOひかり」の企画・販売をしている。

在日外国人の人々がインフラサービスを利用する際には、大きく2つの壁がある。1つ目は言葉の壁。日本語がまだ不慣れな中、カナ表記が分からない等により、電話でもwebでも申込みに手間取り、ややもすれば申込みを受け付けてもらえないことすらある。2つ目はお金の壁。来日した直後は銀行口座の開設やクレジットカードの手配が間に合わないため、公共料金の支払方法は払込票での支払い一択になる。来日時に持ち込んだ現金だけでは支払いできず、キャッシュレスのくらしに慣れた中国人の人々からはキャッシュレス決済を望む声も多く聞かれる。

テンセントは、ユーザーの生活に密着するサービスやプラットフォームを提供する中国最大のインターネット企業。メッセージングアプリから始まり、公式アカウント、決済サービス「WeChat Pay」や、アプリ内ミニプログラムなどのサービスも追加され、中国を中心とした生活者にとって欠かせないプラットフォームとして成長してきた。中国国内では電気・ガス・インターネット回線の申込みや支払いをこのWeChatプラットフォーム上で行えるので、今回の業務提携により、日本でも同じ顧客体験を提供できるよう、在日中国人の人々のニーズに応えるミニプログラムをリリースする。

PinT