2020年12月01日 17:03

CureAppの、ニコチン依存症を対象とした治療用アプリ「CureApp SC ニコチン依存症治療アプリ及びCOチェッカー」が、2020年12月1日に薬価収載され保険適用の対象機器となり、販売開始した。治療用アプリ・デジタル療法の保険収載は国内で初めての事例となり、禁煙治療領域に限っては世界でも初となる。医療機関の禁煙外来にてニコチン依存症と診断された患者に医師が「CureApp SC」を処方した場合、患者は保険適用で(3割負担など)本製品を利用できる。

CureApp SCは、禁煙外来で治療を受ける患者の院外での治療補助をするために、医師から処方される医療機器で、患者アプリ・医師アプリ・COチェッカーの3つから成り立っている。

患者アプリは常に患者側にあるスマートフォンの特性をいかし、個々の患者の治療状況や体調などに合わせて個別化したガイダンスを適時提供。在宅や勤務中など医療者の介入が難しい「治療空白」期間をアプリが支援することで、禁煙継続率が向上する。また、患者用アプリへの入力内容から前回の診察以降の患者の日常の様子を医師が詳細に把握することできるため、より効率的で質の高い禁煙治療を可能にする。

本製品は、いつも身近にあるというスマートフォンの特性を活かし、ニコチン依存症における心理的依存にアプローチ。診療以外の時間にも患者の禁煙継続のために医学的に正しい介入を行い、約600名を対象とした治験(臨床試験)でも効果が認められている。詳しくはこちら