2020年12月01日 12:43

イオンリテールは、11月30日より順次、買い物かご除菌装置「ジョキンザウルス」を「イオン」「イオンスタイル」12店舗に先行導入する。

買い物かご除菌装置「ジョキンザウルス」は、積み重ねた買物かごの持ち手を一つずつ自動で持ち上げ、紫外線(UV-C)を照射することで、短時間で持ち手の裏側まで除菌する。1回約12分で買物かご60個の除菌が可能となり、15秒照射で99.97%と高い除菌率を実現している。「ジョキンザウルス」はニューネクストと共同で企画・開発し、1号機は「イオンスタイル京都桂川」に設置されている。

同社は、顧客と従業員の健康と生活を守るために制定・改定する「イオン新型コロナウイルス防疫プロトコル」に基づき、専門家の科学的根拠に基づく助言と最新の知見を生かした防疫対策を実行している。施設の換気や空気浄化のほか、買物かごやカートの取っ手、サッカー台、エレベーターのボタンなどを拭き上げ、消毒清掃時の除菌により継続的に接触感染対策を実施している。なかでも、買物かごは使用の都度、従業員が拭き上げ清掃することで対策に努めている。一方で、1日あたり平均約1万個の使用済みのかごを、一つひとつ丁寧に拭き上げる作業負荷が課題となっている。こうしたなか同社は、除菌性能が高い「ジョキンザウルス」を導入することで、さらに防疫対策を強化するとともに、買物かごの除菌作業の省力化を目指す。

先行導入店舗は、本州の「イオン」「イオンスタイル」12店舗(導入済みの「イオンスタイル京都桂川」「イオンスタイルふじみ野」を含めると14店舗)。

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